2021-01-01から1年間の記事一覧

線状降水帯大暴れ

線状降水帯大暴れ 2021/08/14 十河 智 もう夏も過ぎて、その途端に大雨、洪水。暑くないのはいいが、ひどい災害が全国で起きている。木津川、寝屋川水系、生駒山地と災害が起きそうな地域でもあり、近隣の市町村から出される災害アラートがスマホを触ってい…

句帖を拾ふ(2021年7月)

句帖を拾ふ(2021年7月) 2021/08/01 十河 智 1 [俳句大学 席題一句] 席題2021年07月第一週 *夏雲システム 七夕(たなばた) 「秋-行事」 星の恋ゆかりの地名市に残す コロナ禍の牽牛織女逢ふ逢はぬ 七夕や短冊流す天の川 七夕竹伐るところから小学…

2021年夏の話

2021年夏の話 2021/06/17 十河 智 (コロナ禍、すぐに終わると思っていた。だが長引いている。すでに夏。 この夏の話を書いておこう。) 1 私達のコロナ禍の暮らし 去年お正月はシンガポールで過ごしていた。思えば別世界であった。全世界から人がシン…

句帖を拾ふ(2021年6月)

句帖を拾ふ(2021年6月) 2021/07/01 十河 智 1 [俳句大学 席題一句] 2021年6月第1週 鰺(あじ) 「夏-動物」 行商のおばさんの出す今日の鰺 娘にと明石魚ん棚鰺を買い 新婚の散らばる鯵の鱗かな 2 [俳句大学 席題一句] 2021年6月第2週 花菖蒲(は…

家の50年、庭の50年

家の50年、庭の50年 2021/06/04 十河 智 梅雨の朝、窓のカーテンを開けるのは、どきどきもする。雨が降っているか、これから降りそうか、それとも今日は梅雨の晴れ間か。空は梅雨曇で、じっとりした部屋の空気やカーテン越しの光の量では、わかりにくい…

句帖を拾ふ(2021年5月)

句帖を拾ふ(2021年5月) 2021/06/01 十河 智 1 「俳句大学」 〜席題で一句〜 5月 第1週 席題=茶摘(ちゃつみ《ちやつみ》)「春―生活」 静岡の艶めく茶山今ごろは 茶園より注文時期と手紙来る 茶畑の真ん中若き娘たち 2 「俳句大学」 〜席題で一句〜…

うちにやってきた本たち  5

うちにやってきた本たち 2021/05/29 十河 智 5 俳人前田霧人の「新歳時記通信」 第12号 2021年4月 高校時代の同窓のよしみ、俳句をする者同士として、刊行すれば送ってくれる本である。 彼とは、高校も男子組というクラスが何組かあって、また、大学…

うちにやってきた本たち 4

うちにやってきた本たち 2021/05/29 十河 智 4 句会で一括購入した虚子の本 「進むべき俳句の道」 著者:高浜虚子(角川ソフィア文庫) この本の解説を、「俳人のキャラクターと句風の関係の面白さ」と題して、私が属する3つの「ゆう」の流れを汲む句会の…

うちにやってきた本たち 3

うちにやってきた本たち 3 大学の薬学部の同窓生の間で回ってきたもの。 生化学教室出身の人から、先輩の研究の総まとめの本として、うまく纏まっているからと。 「記憶と学習を支える分子 カムキナーゼIIの発見 基礎研究の方法と魅力」 著者:山内卓 大学…

うちにやってきた本たち 1、2

うちにやってきた本たち 2021/05/15 十河 智 1 大阪に住んで、企業広告のデザインをしている姪が、緊急事態宣言で退屈だろうと、読み終わった本を送ってくれた。 ①「幸福を見つめるコピー」 岩崎俊一著 岩崎俊一さんは、私達がとてもよく知っているコマーシ…

金子 敦句集 「シーグラス」を読みました。

金子 敦句集 「シーグラス」を読みました。 2021/05/15 十河 智 金子 敦句集 「シーグラス」 ふらんす堂 をお贈り頂き、読ませていただきました。 シーグラス、この言葉が、私には新しかった。金子 敦さんの制作段階のコメントなどで、浜の砂に交じる、風化…

香川県は故郷です。

香川県は故郷です。 2021.05/13 十河 智 香川県は、故郷です。ここで、ゴールデンウィーク以後、コロナ感染者数が急増しています。 私は大阪府民なので、やはり県をまたいでの移動は遠慮するべきだと、1年以上、帰っていません。故郷に暮らす友人のSNSの写…

緊急事態宣言下、府立寝屋川公園を歩いてみた。      

緊急事態宣言下、府立寝屋川公園を歩いてみた。 2021/05/05 十河 智 世の中は、変異株コロナへの入れ替わりで、蔓延防止にやっき。緊急事態宣言が再発出された。 日日家に籠もっている。いつもは気楽な二人暮らし、お昼はどこかへ出かけて刺激をもらうことに…

谷原恵理子さんの句集「冬の舟」を読みました。

谷原恵理子さんの句集「冬の舟」を読みました。 2021/05/03 十河 智 実は、この句集を手にしたのは冬である。鑑賞の言葉を書きたいと思いつつ、様様のことが重なり、もう春の終り、若葉頃になってしまった。 初めて、谷原恵理子さんの句に接したとき、目が醒…

句帖を拾ふ(2021年4月)

句帖を拾ふ(2021年4月) 2021/05/01 十河 智 1 茶摘 tea picking 静岡に縁のできて茶摘かな some new connections to Shizuoka Prefecture ; tea picking 茶山はや摘み終はりたる車窓より tea picking already being over ; hills of tea plantation fr…

八条ヶ池のキリシマツツジ

八条ヶ池のキリシマツツジ 2021/04/16 十河 智 昨日は、いつもと方角を変えて、長岡天満宮の横の八条ヶ池の躑躅を見に行きました。フェイスブックの投稿の写真の躑躅の紅に魅せられて、3時頃から急に出かけることにしました。 梅はよく見に行きますが、躑躅…

今日の4句 

今日の4句 2021/04/14 十河 智 残り糸重ねて春の色と為し ジャングルジム春の鳥来る金柑の クレマチス雨の雫を帶びながら 山藤の一斉開花したる朝 母も私も編み物をするので残り糸が結構あります。喘息の首筋を巻くネックバンドなども作りますが、ちょっと…

道の駅ふたかみパーク當麻、そして二人展

道の駅ふたかみパーク當麻、そして二人展 2021/04/11 十河 智 四月に入り、コロナがぶり返してきました。まん延防止措置というのが取られ始めるようですので、昨日一ヶ月ぶりに、お花を買いに道の駅ふたかみパーク當麻に行ってきました。 ちょうど、當麻寺近…

句帖を拾ふ(2021年3月)

句帖を拾ふ(2021年3月) 2021/04/01 十河 智 1 [俳句大学 席題一句]3月第1週 「蒲公英」 蒲公英や決して日陰者ならず 抜く抜かぬ結局抜きぬたんぽぽを たんぽぽの光りぬ溝の破れ目かな 2 春嵐 spring storm 引き籠もる窓の外なる春嵐 spring storm o…

ある一日

ある一日 2021/03/28 十河 智 少し暑いくらいの天気だった。老いた夫婦の朝は遅い。カーテンを開けると、日が差し込んで、外が気持ちよさそうである。 朝食は9時である。 私はシリアルの牛乳かけ、コーヒー。主人はジャムバタートーストを半枚とコーヒー。…

「俳句大学 第5号」届きました。

「俳句大学 第5号」届きました。 2021/03/21 十河 智 「ウィズコロナウィズアルコール」 2020年1月から6月とその前後、コロナ禍の暮らしをかなり句にしていました。それを組んで、作品にしています。関連づけて400字のエッセイを添えました。 この…

海のブルーの陶芸展

海のブルーの陶芸展 2021/03/19 十河 智 昨日は、主人の免許更新の手続きのあと、東生駒駅近くのギャラリーで開催されている、お知り合いのよしむらももえさんの陶芸の個展に行ってきました。 168号線沿いの平群へ行く道の途中でわかりやすい位置にありま…

電車で日展へ出掛けました。

電車で日展へ出掛けました。 2021/03/13 十河 智 一昨日になりますが、電車ででかけました。 主人が習っている陶芸の先生から、日展の招待券が届いていたので。 東寝屋川駅、改、寝屋川公園駅になって、ほぼ一年。まだ慣れません、聞き逃して次の駅まで行っ…

谷口智行編「平松小いとゞ全集」邑書林を読みました

谷口智行編「平松小いとゞ全集」邑書林を読みました。 2021/02/26 十河 智 外出自粛のこの頃で、時間は沢山あるようでも、生活にメリハリがなく、ついスマホを弄り、テレビの録画を消化することで、ダラダラと一日が過ぎる。 興味を持って手元においた句集さ…

句帖を拾ふ(2021年2月)

句帖を拾ふ(2021年2月) 2021/03/01 十河 智 1 火事 fire 火事あれば大体老いの家であり a fire ; almost starting from a house of elderly persons 赤子抱くつもりの枕火事の父 a father at the scene of a fire ; a pillow instead of a baby in hi…

松伯美術館、上村淳之展に行きました。

松伯美術館、上村淳之展に行きました。 2021/02/22 十河 智 一昨日は、少し寒かったのででかけていません。庭の坂面にある白梅と河津桜の枝を無理ある態勢で切って生けたので、でかけて歩くのは止めにしました。 どうも不要不急の外出は自粛と言われると動き…

句帖を拾ふ(2021年1月)

句帖を拾ふ(2021年1月) 2021/02/01 十河 智 1 初日出 first sunrise of the year ; the sunrise on New Year's Day やつとこさ乗り越え来たる初日出 the sunrise on New Year's Day ; overcoming hardships in the life under the spread of COVID-19…

生駒大祐さんの句集「水界園丁」を読みました。

生駒大祐さんの句集「水界園丁」を読みました。 2021/01/25 十河 智 2020年第11回田中裕明賞受賞の句集。日頃俳句誌を定期購読している蔦屋に頼んでおいたのですが、あまり聞き慣れない出版社で、手元に来るまで、時間がかかりました。 この本の最後に書かれ…

石井清吾さんの句集「水運ぶ船」をよみました。  

石井清吾さんの句集「水運ぶ船」をよみました。 2021/01/19 十河 智 石井清吾さんの句集「水運ぶ船」をよみました。 フェイスブックで、お友達の何人かが読まれて、鑑賞されていたので、本阿弥書店のオンラインで頼んでみました。この時節、行きつけの本屋は…

コロナ禍の医療逼迫、迫る

コロナ禍の医療逼迫、迫る 2021/01/16 十河 智 〘経緯〙 コロナウイルスがひしひしと身近に迫っていて、都会では医療が逼迫していると、感じることが最近あった。 2、3日前のお昼のこと、いつもしっかりしている姪が、少し怯えた感じで電話をかけてきた。 …