松伯美術館、上村淳之展に行きました。

松伯美術館、上村淳之展に行きました。

         2021/02/22

         十河 智

 一昨日は、少し寒かったのででかけていません。
庭の坂面にある白梅と河津桜の枝を無理ある態勢で切って生けたので、でかけて歩くのは止めにしました。
 どうも不要不急の外出は自粛と言われると動きが鈍くなります。前は毎日のように、どこかの花が咲いたと言っては、この季節、買い物がてら、けっこう遠くの方まで出て行ってたのですが、間を開ける様になりました。
  最近は、ドライブも遠出はしなくなりました。
 昨日は暖かかったですね。それでお昼ごはんのあと、奈良生駒の松伯美術館へ上村淳之展を観に行きました。ほんとに久しぶりでした。
 うちから10kmくらいで近いのです。日曜美術館で情報を得ていました。ここも昔何回か思い立っては行っているところです。ふらっといって、見られる広さがいいところです。
 少し前に淳之さんの描いた當麻寺の襖絵をお披露目していて、観に行きました。もう米寿になられるそうです。
 3人の中で、淳之さんの鳥が一番親しみが持てて、好きです。
 松伯美術館のある場所に、松篁さんが、スケッチのために、周辺に植物と動物を集め置いたのが始まりで、淳之さんが鳥に囲まれて絵を描いている、昔は池の端に鳥小屋と立木、ちょっとした植栽でしたが、今はお庭も綺麗に整備されていました。美術館もこじんまりながら、瀟洒な建物です。周辺も田舎だったのに、すっかり都会の住宅地に変わっていました。
 庭に、梅や椿が咲いていました。人がちらほら程度には来ていました。


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 思い立って、昨日行ったのですが、リーフレットを見直して、驚きました。最終日だったのです。二月末までと思いこんでいました。今日行っていたら、また連れ合いに叱られるところでした。

春の池昔の橋は木でありし
鷺一羽水を抜かれし春の池
春昼や10台程で満車なり
美術館入り口までの椿かな
五十年淳之の画業春の庭
白梅へ夫婦の違ふ目線かな
梅の花の個性を較べけり
紅梅は空の青背に艶やか

年輪を重ねて太き椿かな
最終日運よき春の美術展
      十河 智