学校に、飲料水自販機設置、熱中症対策

学校に、飲料水自販機設置、熱中症対策

   2023/07/15

   十河 智

 

 

ニュースで、学校に熱中症対策として飲料水自販機を設置というのを報じていた。やっとなのかと、最近まで、長年学校薬剤師をやってきて、引退した身としては、安心安堵の気持ちがある。

 夏には学校では必ず熱中症が問題となる。日に容量の定まった水筒のお茶だけでは絶対量が足りず、水道蛇口から水道水を飲む子供も多い。水道は自治体が、各施設、家庭の配管までは、殺菌レベルの塩素濃度を保証している。だが、学校では、水道水も運動場や教室までの配管に問題があって、蛇口での水質検査で、塩素濃度不足、飲用不適となることも、度度なのだ。水筒で飲むお茶というのも、だいたいが口飲みか蓋飲み、いちいち飲むたびに洗う子はいない。たとえ本人専用としても、暑い日中、冷蔵庫に入れず、口飲みのまま放置の水筒が、綺麗という人はいないだろう。それにこの暑さでは、水筒の容量も相当なければ用を為さない。

 そんなこんなを考えれば、学校に、自販機設置は、部活のある、中学、高校は、当然の選択になったのだろう。お金を使う、友達同士の関係性への影響など、教育現場で考慮すべき事案という側面はあるにしても、私の担当校では、養護教諭が、部活の顧問教諭を通して、お金を預かり校外の店まで買いに走ったり、面倒くさい手続きで子供に飲料水一つ渡すのであった。教育現場が、あまり市井とかけ離れては、適切な対応が遅れることも有り得る。

 私の住む市では、何年か前に全教室にエアコンが付いた。時代が変わったなと思う。それによって、冬のストーブもなくなり、冬にする教室の空気中の二酸化炭素濃度も問題がなくなり、いい環境で勉強できるようになった。

 子どもたちが家でやっている暮らし方、それに呼応するように、学校の設備も変わっていく。

 

熱中症自販機設置する学校

熱中症数人倒れ行く集会

そういへば昔私も日射病

外遊び禁止とする日熱中症

熱中症ウォータークーラー故障中

熱中症濡れ手拭ひと水一瓶

教室に冷房機付く要換気

夏休み部活は全て体育館

見学のプールサイドの焼け火傷

保健室訪ねてくる子日に焼けて