花を買う。羽曳野の道の駅。
2023/07/09
十河 智
少し前に、花を仕入れに羽曳野の道の駅に行ったときの句がありました。ここのパン屋で食事をして、道の駅に買い物に行きます。向かい側にはスーパーもある様で、コロナ禍で営業時間短縮していたが、元に戻ったとの、告知が大きくしてありました。そのスーパーには行ったことはないですが、うちの近所ではあまり見かけないお店です。深夜営業が売りのようで、元に戻っていくのですね。
羽曳野の道の駅の花は、花農家さんが直接売り場に持ってくるので、活きがいいのです。
行き帰りのドライブも、生駒金剛を眺めつつ、街路の樹樹も、のんびりと大らかで気持ち良いのです。今は梅雨時で、山がぼわぁと少し膨れて見えます。
まだこうして退屈を紛らわせて暮らせるのは幸せなのかも。年寄にとってのコロナ禍は、暮らしに、退屈をもたらし、会うべき人、知っておくべき消息も、曖昧になってしまいましたが、何とかそれも終わり、人と会う約束を取り付け始めました。
ただ、このところ流行のぶりかえし傾向もある様で、まだマスクははずさないでおこう、消毒は続けようと思っています。
梅雨晴間少し遠くの道の駅
世の凡て梅雨の湿りとアルコール
ピッコロの軽きメロディー梅雨曇
スーパーの深夜営業戻る夏
青蔦やまだプランターより出でず
パン屋にはパンのオブジェや露寒し
花を買ふ夏の気分を床の間へ
梅雨の山ぼやけ膨張したるかに