夏隣
2022/04/26
十河 智
夏隣
かえで
ぼたん
カラー(花と葉)
花しょうぶ
宿根かすみそう(ピンクと白)
昨日は忙しかった。
何時もはゆっくりと起きるのだが、朝に人と約束があり、早くから行動していたのだ。用事を終えてもまだ昼前だったので、お昼を時間調整に遠く羽曳野の道の駅にしようとドライブがてらに外環を南下した。
羽曳野の道の駅には街の花屋に並ぶようなお花が置いてあって、ちゃんとした生花にしたいときは、選んで行くところだ。
お花も牡丹や楓、花菖蒲など、時期のものがいっぱいあり、生産者の名が書いてある。同じ花木でも、姿に差があって、比べて選ぶのが楽しい。そして、格段に安い。
ここも久しぶりにいった。パン屋さんのカフェで、お昼にした。この頃はどの飲食店もアルコールで隅から隅まで拭き上げていて、無菌室、滅菌室かと思うほどの清潔感があり、ぴかぴかである。
主人が食事の途中で持ち帰りのパンを買いにコーナーに行ったが、すぐに帰ってきた。聞くと、マスクをしていなくて叱られたと、テーブルに置いてあったマスクを着けた。
往復で40キロちょっと、私は助手席で、きょろきょろしながら、俳句を作る。また運転は主人任せにした。
帰ってから早速生ける。楓の木姿、牡丹の優雅さ、投げ入れで生けようと壺をとりだす。カスミソウは八重で、しっかりクラスターに存在感があり、気に入った。
ココイチの薄きカレーや春暑し
春霞上新の赤ニトリ碧
山笑ふ南羽曳野北京都
八重桜ちらりと見せる花の色
散る桜人を離れて飛ぶマスク
草若葉武内陶子聴きながら
好みなるアイスストレートティー苦し
コロナ下の花買ふ春の羽曳野市
かすみ草ファーマーズBなるこも名乗り
緋の牡丹生産者名を誇らしげ 十河 智