毎月第二水曜日は[造形芸大句会]

毎月第二水曜日は[造形芸大句会]

        2023/11/09

        十河 智

 毎月第二水曜日は[造形芸大句会]の日です。

 今は、諸事情で、他の句会はすべて通信句会。なので、この実句会はとても大事。

 

十河 智 出句5句

 

秋の陽の夕暮れどきの小紫 2点

 

稜線のほんはり紅葉薄き

 

秋の夕五十年樹に負ける家

 

耳遠し世の中遠し夜長かな 2点

 

いつもメモ片手芋焼く老いの昼 

 

席題

 

「湾」

 

秋の富士深海魚ゐる駿河湾 1点

 

秋夕日船隠しある古戦場 2点

 

海の子の飛び込む湾や秋入日

 

 句会の後は、阪急大山崎駅近の居酒屋で、夕飯。私は、主人の車の送りで、遠出してきているので、帰りのことを考えて、ノンアルコール。いつもウーロン茶にしています。大昔ですが、大阪地下鉄の谷町駅で、暫く動けなくなったことがあり、ベンチで長時間休んで帰宅したことがあり、それ以来外では飲まない、を決まりにしています。その日泊まることになっている宿では飲みますが、酔うというところまで飲んだことはなく、飲むと頭が冴えるタイプのようです。

 もともと人の輪の中では、語らない方で、聞いているのが好き。酔わなくても、楽しめるのです。俳句で知り合う人とは、俳句以外で語り合うことが少なく、個人の背景など、あまり知らないのです。そういうこともあって、この食事会は、皆さん、程よく酔って帰られます。

 京阪バス高槻市まで来ているので、帰りはバスで高槻枚方間の橋を渡ります。枚方からは、ゆっくりとバスを乗り継ぐこともあります。昨日は電車にしました。枚方寝屋川間わずか10分くらい。寝屋川市駅前でタクシーに乗り、帰宅。タクシー代が値上がりしていました。800円が、1000円になっていました。電話を掛ければ迎えに来てくれるのでしょうが、待つのも面倒、流れに任せて、タクシーのほうが気が楽です。

 今日も無事戻れました。電車の駅は階段が多い。エレベーターは、ホームの端。そんな苦労を乗り切って。

 「湾」という題は、瀬戸内海で育ったものには、何かしら思い出すものがあります。娘が住む静岡市も湾の中、良い題でした。