造型芸大句会2022年11月
2022/11/16
十河 智
2022年11月9日、
今日は句会でした。阪急大山崎駅近くで、大山崎ふるさとセンターでやります。
句会で出した句
秋の陽の先触れ蝶の黄の光る
老いの耳マスクの会話草紅葉
暮れ切りていよいよ今宵満月を
探すほどメモは埋れて落葉かな
「メモ」の句は、採ってもらえましたが、後はだめでした。まあいつものこと、実力ないんだと思います。今日の句会では満点近く点が集まった句がありました。私もいただきましたが、すごいなと思います。
淀川の橋を車で渡ると近いのですが、句会の後、みなさんと会食はいつもなので、行きは主人に高槻駅まで送って貰います。自分で車で行くと、遅い時間の運転に少し自信がないのです。
枚方ー高槻間はバスに乗るしかなく、会食後、バスで帰ります。枚方まで戻ると、気分であと3回乗り継ぐ1時間半のバス旅にするか、乗れば30分で寝屋川の家に着く電車にするか、どちらかを選びます。プチ放浪が好きで、小さい頃から、親がよく探す子でした。自分には帰れる自信が有るのに、なんでこんなに大騒ぎになるのと、不思議でした。今は誰も心配しません。お帰りと言ってくれるだけです。
淀川を枚方大橋で渡ります。川の両側にマンションが多いところです。枚方公園の観覧車もランドマークです。帰りに夕日が落ちる頃になるので、その景色もとても見事で、バスの座席も選んで座れると得をした気分です。ただ帰宅ラッシュ時で、結構混む時もあり、いつもいい席があるとはかぎりませんが。
日常の景色の中に、魅力があるのです。俳句をやっているからこそ、気づけたことでしょう。そう思います。
大橋や冬の落暉が包み込む
枯草や放浪癖の偶に出て
遊園地いま冬となりコロナ下で
冬の川ゆつくり周る観覧車
冬の街バスを乗り継ぐ回り道