芦屋のティーサロンコンサート
2019/10/10
有馬みどりさんのベートーベンのソナタ全曲の最後から二番目となるコンサートがありました。
実は、この日もう一つ、大学の友人の復活おっさんバンドの京都三条のライブハウスでの演奏会にも誘われていて、迷いましたが、前々からの先約でもあり、主人に付き合うことにしました。
今回の会場は、芦屋の音楽を楽しめるティーサロン「クラシカ」でした。
顔見知りになるほどの常連のみどりさんのフアンばかりの、とてもいい雰囲気のコンサートです。芦屋のJR の駅からすぐで、行きやすく、私のように、芦屋の雰囲気、神戸のセンスに酔っているものには、完璧な会場で、大好きなところです。定員50人くらい。終始和やか。大きい会場もいいですが、これが、原点のようで、ほっとするのです。
中休みの後に、同じ時代に、ベートーベンを意識して作ったと思われる曲として、シューベルトの曲も演奏しました。
後で、帰る間際の立ち話でしたが、みどりさんは、「今度の曲は練習すればするほど、難しいところに迷い混み、はっとするようにこういうことなのかと発見があったりする。その点、シューベルトはベートーベンに近付こうとしているにもかかわらず、道筋がよく見えた。」と言っていました。聴力のなくなった後の作曲のものらしく、その事にも触れていました。演奏の前の説明も細やかで、この細やかさが、サロンコンサートのいいところだろう。
私は、「こちらには、クラッシック好きの主人について、ご縁の深いみどりさんだから、毎回聞かせてもらっているのだが、実は、私は、そのときの雰囲気に酔うだけで、音楽自体は残らない頭のようなのだ。」と。それを言うと、みどりさんは少しあきれただろうが、笑っていました。
寝屋川で park & ride のタイムスで、会員カード割引、半日二百円の駐車場が最近できて、便利になりました。
いい一日を過ごしました。
ベートーベンかビートルズかと秋の昼
爽やかに音楽を聴くティーサロン
ベトーベンに聞こえない時期蚊の名残
色なき風回を重ぬる演奏会
Steinway & Sons のピアノの余韻五日月
十河智