加茂川、宝ヶ池へ花見に行きました。
2019/04/05
花見をしました。今年になってはじめてです。
場所は加茂川、出町柳駅の叡山電車改札前に集合しました。
高校の時の女子同窓生九人が、加茂川と宝ヶ池公園を散策しました。写真はスマホの充電切れであまり撮れませんでしたが、桜も鳥も春の水も、楽しみました。色々な甘いおやつが配られ、疲れを癒してくれました。
歩きがてら、みんないろんな話をしたと思います。なぜ、思います、かというと、私は自分のペースでゆっくりとしか進めないので、ずぅーっと遅れていくのです。そしておやつのベンチで追い付きます。水鳥の美しい飛翔を狙うカメラ愛好者たちに、出来上がったカワセミの写真を見せてもらっていて、ワイワイ言っているところにも、あとから加わりました。
雲雀や鵯は頭上に、川の上空には、トンビ、烏も勿論、川面には、子供たちが遊んでいたり、サギと鴨がところどころで停まったり泳いだり。前の日の寒さから一変、汗ばむ日になりました。正に「春の光｣のなかで、幸せな一日でした。
北大路から宝ヶ池へはバスに乗りました。恥ずかしかったのですが、友人達がバスに待ってと頼んでくれました。
宝が池公園をバス停から池まで、桜の森を通ってぶらぶら。山の道は険しいと教えられ、地下鉄の駅に引き返しました。
その道筋で鹿が人と睦み合っているのに会いました。まだ葉の出ていないプラタナスの実がぶら下がって目の前に。
地下鉄の深い階段を降りかけると、タクシー乗り場があるからと、先に行った人達が、私を気遣って、降りずにすむ道を指示してくれました。そして二台に分乗してレストランへ。
レストランは、半木の道近くで予約はしていましたが、何せ花見時で、それでも少し待ちました。食事後、もう体力を使い果たした私は、みんなとここで別れました。みんなは、半木の道を歩いて帰っていくそうです。
バスを、立って待つのも辛く、電柱に凭れて１５分、バスがきません。北山通りではどこかで乗り換えが必要と気づき、タクシーで出町柳駅へ行きました。いつもここのロッテリアで一人でホットチョコレートを飲んで、スマホの充電を少しさせてもらって、電車に乗ります。
また十月にこのメンバーで旅をします。
去年の旅から取り入れた連絡方法、ラインで俳句を送りました。便利。
春暁やそれぞれ仕度してあらむ
にこにこと手を振る人や花衣
春コート閃き皆元気なり
春の川羽撃きを撮り自慢気に
百千鳥加茂川北へ北へ行き
雲雀東風先ゆく連れも一休み
せせらぎを聴けぬ耳にて春の川
桜抜け北大路にて待たすバス
宝ヶ池までの川沿ひ花辛夷
野遊びや帰る道まで案内図
見たやうなさくらの上の巨き屋根
春埃やつとのことで地下鉄駅
清明や階段地下へ延延と
春日より救ひの電話とぞ思ふ
麗らかや京の裏路地より大路
花見時レストランには予約済
半木の道行けず花見を終えにけり
大事故の喧騒春の高野にて
いつもここ春の夕暮れ充電す 十河智
