静岡へ一泊二日ですが行ってきました。 2019/03/31

静岡へ一泊二日ですが行ってきました。
          2019/03/31
         
1 静岡へ、ついでにあの友達に会いましょう。

 先週の日月、急なことでしたが、娘のいる静岡へ、まだ小さい孫の守りに一泊だけのトンボ帰りで行ってきました。
 一人の時は、交野まで車で送って貰い、直Q便という京都難波を結ぶ高速バスで京都駅八条口へ家から殆ど歩かず、階段もない行路で、新幹線まで一時間半で乗れます。静岡に止まる新幹線が少ないのがこまるのですが、案外楽に移動できるのです。留守番は月曜日午前だけなので、同じ静岡県内に住む大学時代仲良しだった同窓生とお昼をすることにしました。その人は静岡駅前のホテルのレストランを予約してくれ、愉しく話をしました。目を手術して、車の運転は大丈夫だそうです。みんな同じなんだと老化を思いました。食事を終わって、駅前のベンチで暖かい陽ざしと少し冷たい春風、両方感じながら娘の出迎えを一緒に待ってくれました。
朝早い出発から静岡までの俳句です。

春眠や目覚まし二つ鳴らしても
春暁や渋滞のなき日曜日
春寒し温の字並ぶ自販機で
春の朝駅ナカパン屋準備中
麗らかや視点の高きバスの窓
桜餅京のみやげのこたべにも
春の雲ぼんやりながめ新幹線
春耕の整ふ濃尾平野かな
浜松過ぐどこまでも春日の真中
静岡へ右左茶畑の艶
春コート飲茶料理の店の前  十河智


2 孫と半日静岡を歩きました。

 よく月曜日、娘はパートで初めて研修に出ました。都合よくはいかず、春休みからどうしても研修というので、上の子が野球の合宿で、一人になる下の子のために協力することになったのです。10年専業主婦で子育てに専念、子供は二人以上、一人は自分が寂しかったようです。偶然そうなっただけなのですが、ちょっと親は恨まれているような気配があります。子育ても、社会復帰も、まあできるだけ協力するつもりです。思えば私もよく母に頼っていました。そして応えてくれていました。真似してみます。
 孫とまだ桜には早い駿府城趾公園に行きました。駿府城趾公園は、発掘調査中でした。一角には、この孫の通う小学校もあるので、帰りは道案内をさせながら歩いて家に帰り、時間を潰しました。鳥の声、静岡おでん、お堀の鯉やカイツブリ、俳句を詠みながら帰りました。
 一時には帰ってきた娘と、お昼はチーズが売りの山の麓のお店のチーズのピザやハンバーグ、そこからいつも行く農園の苺カフェを目当てに行ったのですが、行列。苺とジャムを主人への土産にして持ち帰りで済ませました。帰りを少し遅らせて、夕飯を美味しい回転寿司に行きました。下の子は寿司屋は要注意、イクラにアレルギーがあるのです。そんな話も本人ができるくらいになっていました。穴子をいっぱい食べていました。
 一泊二日ですがゆったりと過ごしてきました。

雲雀鳴く杉の大木より飛び出
鴬やお堀むかうの樹々の中
黒黒と鯉がいつぱい春の水
かいつぶりくるりと潜る春日陰
再就職始動すさくら咲き始む
城の春保育園児はお散歩中
春風や公園中に鐘の音
遠足の子らに遊具の赤青黄
麗らかや町をぶらぶら一時間
桜一分孫に足取りせかされる
蒲公英や城の芝生の煌めける
男の子探す四つ葉のクローバー
新三年生葵ランドの滑り台
藁科街道苺園には人の列
ピザピザといふ子春昼ピザとなる
春の宵いくらアレルギーの子に注意
駅前の駐車手間取り春朧  十河智